あくまでも、甘いお話です。
CHOCOLAT
(2000年/アメリカ)
監督:ラッセ・ハルストレム
評価:★★★★☆
ストーリー:
「むかし、むかし」で始まる物語。フランスの小さな村に、謎めいた母娘がやってきてチョコレート・ショップを開店する。母ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は村のを開放的な雰囲気に変えていくのだが、厳格な村長と激しく対立することになる。
感想:
私は甘党なのでチョコレートは好きですがこの映画に出てくるチョコレートは特別おいしそうに見えます。甘いものが苦手なあなたも、食べたくなるかも?ジョニー・ディップもチョコレートが大の苦手だそうですが、おいしそうに食べています。
人間味あふれる映画を作る、ラッセ監督らしく、寓話仕立てのお話を、リアルにかつあたたかく仕上げ、職人技の光るとてもよい作品になっています。
学生時代
「存在の耐えられない軽さ」をロードショウで見た私としては、ジュリエット・ビノッシュの貫禄に時の流れを感じてしまいました。ラッセ監督の奥さんである、レナ・オリンさんとは実に約10年ぶりの共演で、「存在の耐えられない軽さと」での二人の関係がちょうど逆となる本作品は、まったく違った分野の作品ですが比較して見るのも一興かもしれません。
登場人物が多い作品ですが、一人一人が子役を含め個性的で、すばらしい演技を随所にみせてくれます。
ジョニー・ディップも控えめですが、コミカルな演技やギターの腕を披露してくれるます。