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評価は独断と偏見に基づき、以下のように判断しています。

★★★★★必ず見るべし
★★★★☆良い映画です
★★★☆☆見る価値有り
★★☆☆☆趣味が合えば
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ユリイカ(EUREKA)

日本映画の新しい地平。本当は映画館で見たかった

(2000年/日本)
監督:青山真治
評価:★★★★☆






ストーリー:
九州の片田舎で起こったバスジャック事件。生き残ったバスの運転手の沢井(役所広司 )とバスに乗り合わせていた中学生と小学生の兄妹(直樹、梢)は心に深い傷を負う。沢井は事件後消息を絶ち、家族は崩壊。2年ぶりに町に戻った沢井は、バス事件の兄妹が二人だけで生活していることを知る。おりしも、町では通り魔殺人事件が発生し、沢井にも容疑がかかる。そんな中、沢井と兄妹そして、兄妹のいとこの4人は、バスに乗り、再生への旅にでる。

感想:
3時間37分という長編で、モノクロ、台詞も少なくほとんどが九州弁というかなり敷居の高い作品ですが、見始めるとあっというまに時間が経ちます。青山真治監督はすごい作品を世に送り出したものです。
まず、オープニングのシーンで驚かされます。妹の梢(宮崎あおい)の独白で始まる映像にひきつけられます。そして、バスジャック事件、登場人物の置かれた状況が丁寧に表現されていきます。
何といっても、モノクロの映像が美しく、ロシアのソクーロフの映像にも似た時間の経過を忘れさせる画面です。脂の乗り切った日本を代表する映画俳優・役所広司 と素人同然の兄妹との息がぴったりあっており、淡々とした演技の中に、少しずつ感情が変化していく様子をカメラが鋭く捕らえます。そして、役所広司の叫びにも似た、兄妹への語りかけが心に深くしみ渡ります。
この映画を見ることで、新たな日本映画が発見(ユリイカ)できるでしょう。
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by coyabu | 2005-02-28 23:01 | 映画(や行)
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