色んな楽しみ方ができる映画です。
LA NUIT AMERICAINE/DAY FOR NIGHT
(1973年/フランス/イタリア)
監督:フランソワ・トリュフォー
評価:★★★☆☆
ストーリー:
フェラン監督(F・トリュフォー)は、ニースで映画「パメラ」を撮影している。精神的問題をかかえるハリウッド女優ジュリー(ジャクリーン・ビセット)やワガママで気難しい男優・アルフレッド(ジャン=ピエール・レオ)等色んな難問を抱えながらも、撮影をつづける。
感想:
F・トリュフォー自身が監督役というのが良くて、とても面白く見ました。細かな演技指導や、小物の選択等、実際にあんな感じで映画を撮っているという感じが伝わってきます。
フェリーニの8・1/2を少し意識しているみたいですが、端正であくの少ないトリフォーらしい作品になっており、スランス映画にあまりなじみの無い人にも受け入れやすいのではないでしょうか。
他の映画監督の資料を取り寄せるシーンがあったりして、トリフォー監督のこだわりが感じられます。何といっても、ジャクリーン・ビセットがとてもきれいで、可憐な、映画に対して一途な姿にほろっとささせられます。