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タクシー ドライバー

純粋さと狂気の狭間に


TAXI DRIVER
(1976年/アメリカ)
監督:マーティン・スコセッシ
評価:★★★★★




ストーリー:
ベトナム帰りの青年トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は不眠症を抱えていた。タクシードライバーとなり、夜のニューヨークを走りながら、世の中の不浄さに我慢がならなかった。トラヴィスは大統領候補の選挙事務所に勤める美しい女性ベッツィと親しくなったが、彼女をポルノ映画館に誘ったため交際を拒否される。そんな中、街で娼婦をしている12歳の少女アイリス(ジョディー・フォスター)のことが気にかかる彼は、ある計画を実行する。

感想:
マーティン・スコセッシの描くニューヨークは実にリアルだ、タクシードライバーの視線は、街の至るところを切り取っていく。ジャズの調べに合わせ、移り行く不浄な夜の人と風景が、不自然なまでに美しく写りこむ。タクシーに乗る人々は密室の中で本性を少しずつ見せては街に消えていく。
ロバート・デ・ニーロの演技が冴える。ベトナムでの記憶を心の奥にしまい、純粋にドライバーとして働くトラヴィス、彼にとってポルノ映画は、男と女の純粋な営みとして写ったのだろう。彼の狂気とも言える行動の数々。純粋さの中に生まれた狂気という、矛盾に満ちた役を見事に演じきっている。
また、この役のために映画界から一度姿を消したジョディー・フォスターも、若いながらも女優としての才能を見せてくれる。
この物語の終わり方は正直理解できないところも多い。最後にトラヴィスのとった行動は矛盾に満ちており、彼を生み出した社会も矛盾に満ちている。そして、彼の行動を許してしまうという社会もまた矛盾にみちている。
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by coyabu | 2005-07-10 13:19 | 映画(た行)
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